【場面緘黙っ子】のトイレ問題

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 

 

場面緘黙っ子を育てて、一番の困り事。
それはトイレ!!

小規模保育園に通わせていたので2歳児クラスまでで、
年少さんからは同じ系列の保育園に入園することになりました。

今まで7人だったクラスメイトが20人まで増えました。
場所も変わり、
先生も変わり、
同じ保育園だった子はいるが、ほとんど知らないお友達ばかり。

場面緘黙っ子にとっては不安だらけの春でした。
当然、行き渋りが今まで以上にひどくなり、お菓子で釣って何とか行ける状態でした。

慣らし保育をGW過ぎまでし、最初はお昼ご飯まで…と徐々に延ばしていき、おやつの時間まで保育園で過ごせるようになりました。

保育園で長く過ごせるようになると同時に困り事も増えていきました。
色々と困り事はあったのですが、
ダントツトップの困り事はトイレでした。

トイレに行きたくても、トイレと言えずお漏らしをしてしまう事が、何度もありました。


保育園の先生も色々と対策を考えてくれ『トイレに行きたくなったら言わなくても行っていいからね』
と本人に伝えてもらい、トイレ問題は解決したかと思ったのですが…

保育園でお散歩に行った時に、トイレと言えず漏らしてしまいました。外だったので、トイレの場所が分からない&知らない場所で一人でトイレに行くのは怖い…などの理由で行けなかったんだと思います。
先生にもお漏らしした事を気付いてもらえなかったみたいで、保育園に帰って一人で着替えた。と言っていました。

その出来事を担任に伝えると、
「えっ!そうだったんですかー!気づかなくてすみません。次からは一斉指示を出して、トイレ行きたい人?!って聞いて連れて行くようにしますね。」と、
対応策は考えてくれたので、ありがたいのですが…

時すでに遅し…子供のプライドが崩れかけていました。

小規模保育園の時は、先生の目も行き届いていたため、ほとんどお漏らしをしなかったが、年少になると、自分から発信しないといけなくなり(場面緘黙っ子が一番苦手な事)何度もお漏らしをしてしまいました。
年少にもなると、お漏らしをする子は減っていき、
今までは何でも出来る子だったのが、トイレも行けない何も出来ない子(赤ちゃん扱い)になり、どんどん自信がなくなっていったように思います。
この頃から、「どうしてお友達は喋れるの?」と聞いてくるようになりました。

 

トイレ問題は、年中の間もずーっと続いていました。

【最後に…】
トイレは緘黙っ子の一番の困り事かもしれません。

今思うことは、こんなにも子供が傷つく前に担任の先生と相談して子供が納得する対処法を考えておけば良かった…
当時の私は、トイレが保育園生活において、こんなに深刻な困り事になるとは思いも寄りませんでした。
無知って本当に恐ろしい!!

ちなみに、これ(絵カード・ハンカチなど)を見せたら『トイレ行きたいです』のサインをしてみたらどうか!?と子供と話し合い、
「してみるー!」と言っていたのですが結局出来ず、理由を聞くと
「皆がしていないのにするのはイヤ!!」と言う事でした。


トイレ問題…それは生理現象なので、しないわけにはいかない!!
過保護と言われるかもしれないが、トイレでの失敗は親が全力で回避してあげたほうが良いと思います。