【場面緘黙っ子】と気づいてから

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。


場面緘黙の『ば』も知らず、家では話せるのに、外では固まってしまう。どうしてなのか原因も分からず、親も子もずっと苦しんでいたのですが、

ある時、【場面緘黙】という言葉を知る事になったのです。

 

それは、保育園からの毎月発行されている園便りのコラムでした。
それには、
【場面緘黙だったが改善され就職・結婚した子】について書かれていました。

すぐに、そのコラムを書いた保育園の先生に相談しました。
「場面緘黙かもしれない。
どうしたら改善しますか?
何か親ができる事はありますか??」などなど…

しかし、その返答が
「何もせず見守っていただけ😊」
と。
改善策を聞きたかったのに…
何もせずに見守るだけなんて…

私が期待していた回答とは違い、がっかりしました😖

しかし続けて先生は
「でももし不安なら、ここに相談してみたら?」
と市の相談室のパンフレットを渡してくれました。

さっそく、パンフレットに書かれてある番号に電話をかけました。

電話に出た人に、
場面緘黙症に似た症状がある事
・保育園での困り事
などをお話しました。

そこでも、
「もう少し様子を見ましょう。
半年しても困り事などあればまた連絡してください。」
と言われました。

やっぱり
『見守るだけしか出来ないのかー』とがっかりしました。


今、子供も親も困っているのに、見守るだけで本当にいいの?!
っと、この半年、場面緘黙について勉強しました。
勉強して思った事は

場面緘黙はそう簡単に改善されるものではない!!という事。

場面緘黙症の人は不安や緊張を感じやすい性格。
ということは、場面緘黙症を改善するには、
不安や緊張を感じにくくすること!!
そんな事どうやってするの?!
生まれ持った性格をどうやって変えるの?!


生まれ持った性格はやっぱり変えられない!!
だって不安なものは不安だし、
緊張しなくても大丈夫だよって言われても緊張するし…

性格は変えられないけど、
場面緘黙の症状は軽減できるかもしれない。
それは

『経験と知識』

だと思います。

小さい頃は獅子舞が怖くて泣いていた場面緘黙っ子。
でも、少し大きくなると噛まれても痛くない!むしろ噛んでくれたら良い事が起きるんだ!と分かると自ら噛まれに行きました。

場面緘黙っ子には他の子にとっては何でもない事がとても不安で緊張する。
だから、経験と知識でそれを克服するしかないと思います。

でも、経験させるにも不安が強いのでなかなか挑戦してくれません。
なので、スモールステップで進んでいったらいいのかなーっと。

目標を細かく分け、今できそうな小さな目標を達成し自信をつけさせ、最終的な目標にたどり着けるようにしていく事が大切なのかなーっと思います。


早く改善してほしい!!
と親が焦れば焦るほど、子供はそれを感じ取り、辛くなっていきました。
なので、今、思う事は
焦らず、子どもの気持ちに寄り添って、たくさんの経験を増やしつつ、親が笑顔でいることが大切なのかなーっと思います😊


【最後に…】
場面緘黙症の緩和は時間がかかるし、不安や緊張を感じやすい性格は変えられないが、
親は一番の理解者であり続けること!
子供にとっての安全地帯であり続けること!!

そして、
経験と知識を増やしてあげること。
そのためには
初めから大きな目標を設定せずスモールステップで小さな目標から自信をつけさせてあげること。
そして一番大切な事は
親が笑顔でいること。
だと思います。