【場面緘黙っ子】辛い経験も糧になる?!(年中)

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。


同じ保育園に最近、来ていない子がいるのですが、緘黙っ子に何故休んでいるのかを聞いても、
「知らない!行きたくないんじゃない!」
緘黙っ子も行きたくない時あったけど行けるようになったから…一回挑戦してみたらいいのに!もしかしたら、行ってみたら保育園楽しいって思うかもしれないし」
と言っていました。
そんな言葉が出てくるなんて、あの不登園の時には想像もできませんでした。
これこそ、辛い経験が緘黙っ子を成長させてくれたのかもしれません。

今でもたまに朝の気分や体調不良で久々の登園などで、「保育園行きたくない!」と言うときもあるのですが、
「今日、1日行ってみたら?!行ってみたら楽しいかもしれないし、もし今日行って嫌だったら明日休んでもいいから」
と言うと、
「行ってみるー!でも嫌だったら明日休ませてね。」と言ってご機嫌に登園していきます。
こんな風に行動出来るのは、辛い経験を乗り越えて乗り越えた先には楽しかった!という成功体験があるからだと思います。

そして、いつも「楽しかったー」と保育園から帰ってきますが、もしお迎えに行った時に「楽しくなかった」と泣いていたらどうしよう…とその日は1日中なんだかソワソワしてしまいます。

結局いつもよりお迎えも早く行ったりしています。(できるだけ嫌なことがないように)
過保護だよなーっと思いながらも、もう保育園行かない!と言われるのが、やっぱり恐怖で自分のために…
もっとどっしりと構えれたらいいのですが、親の私がまだ子供を信用できていないんだと思います(反省です…)


もしかしたら辛い経験も糧になるのかもしれません。
確かに辛い経験をして色んなことを学んでたくましくなっているのは確かです。
でも、これはたまたま乗り越えられたからであって、本来しなくてもいい辛い経験はしなくてもいいんじゃないかなーっと思います。

緘黙っ子は喋れないので他の子が経験していない辛い事をたくさん経験していると思います。
そのため、自己肯定感が低くなりやすい傾向にあると思います。

だから、辛い経験よりも、それ以上に成功体験を積ませてあげたい!
そして、自信をつけて自分のことを大好きになって欲しい!!

一番の味方はやっぱり自分自身なので、自分を好きでいること・自分はやれば出来ると思える自信は、生きていく上では大切な事だと思います。

自分は人から愛されている!
自分の事が大好きだから自分を大切にする!

自分を大切にできてこそ、周りの人にも優しくできると思います。

子供が大人になっても、ずっと自分を好きだと思えるように、土台を作って上げることが親の私が今、出来ることの一つなのかなーっと思います😊