【場面緘黙っ子】のお泊り保育(年中)

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 


この、お泊り保育は緘黙っ子にとってかなりの転機になった行事の一つです。


お泊り保育までは、不登園でした。
なので、担任の先生に
「お泊り保育、行かなくてもいいかなーと思っています。」
と言うと、間髪入れずに
「いや!来て!!」と言われました。

調子がいい時は保育園に行っているけど、
それでも、給食前だったりの3時間ぐらいなのに…
行けるのか?!と思っていました。

でも、お泊り保育が近づいてくると、
お泊り保育で何をしたいか?!などを相談したり
皆で、可愛いお化け屋敷を作ったり…
とワクワクする気持ちを作っていってくれました。

そのおかげもあり、
「行きたくない」とお休みする日もありましたが、
給料前→給食後→お昼寝後→おやつ後までと、
徐々に保育園の滞在時間が長くなっていきました。

ただ、無理をさせてはいけないと思っていたので、
毎回「今日は、何時お迎えがいい?」
と本人に聞いて、それを守るようにはしていました。

仕事をしていたので、途中で抜けたりと親としてはなかなかハードな日々でした。
お昼休憩時間をお迎えに当てていたので、その間ずっとお昼抜きでした(笑)
そして、祖父母宅に預けてまた仕事に戻っていました。
祖父母の協力がなければ、このスモールステップはできずに登園するハードルがもっと高くなっていたと思います。
祖父母にも本当に感謝です。

経験して思うのですが、
特性のある子の子育ては親だけでは限界がある!
頼れるところは、頼ったほうがいい!!
じゃないと親が倒れてしまう・潰れてしまう!!
と強く感じます。

 

そして、お泊り保育当日。
いつも通り、朝に登園しそのまま保育園に泊まるというスケジュールでした。

朝からウキウキ・ワクワクしていた緘黙っ子。
まさかの朝のお別れもすんなりとタッチでバイバイでき、こちらが呆気に取られた感じでした。
(いつもは泣き叫んで親から引き離されています)

その日は私がずーっとソワソワ…
今頃、何してるかな?大丈夫かな??
と、夜もいつ電話がかかってくるか分からないから、寝れず…

結局、電話はかかってこず、
朝ご飯を食べて保育園に迎えに行きました。

まだ緘黙っ子はみんなと朝ご飯を食べていました。
先生が来て、
「全然、大丈夫だったよ。むしろお友だちを支えてくれて、頼もしかったよ。」
と報告してくれました。

そして、ご飯を食べ終わった緘黙っ子と合流しました!!
こんな満足気な自信に満ち溢れた緘黙っ子をみたのは初めてでした。

オーラなんて見えなる力はないはずだけど…
キラキラと神々しく輝いてみえました。(笑)

このお泊り保育をきっかけに、
保育園にまた通えるようになっていきました。

 

【まとめ】
初めてのお泊り保育は緘黙っ子にとって、
『やればできる!!』と自信を取り戻せた一大イベントだったと思います。

祖父母にも
緘黙っ子はお泊り保育で変わったね」
と言われるぐらい、
今回のお泊り保育で成長しました。


親だけではこの自信はつけさせてあげられなかったと思います。
周りの人達の協力があってこそ、実現できたんだと思います。

何度も言って、しつこくてすみません…
でも、やっぱり…
特性のある子の子育ては親だけでは限界がある!
頼れるところは、頼ったほうがいい!!
じゃないと親が倒れてしまう・潰れてしまう!!
そして、
頼ってみたら、親だけでは見せることが出来なかった違うステージを見せてあげられるかもしれない!!

今回の、お泊り保育で私が学んだ最重要ポイント
それは…
またまた、しつこいですが…
頼れるところは、どんどん頼っちゃいましょう!!
(感謝は忘れずに←自分への戒めとして(笑))

って事です😊