【場面緘黙っ親】も特性あり?!

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 

場面緘黙症を検索していると色々な発達障害のワード(ADHDASD・感覚過敏など)が出てきます。

あっ!!親の私もそうだったのかもー!!と…。
小・中・高校生と、その時は感じていなかったのですが、
大学生になり、生きるってこんなに楽なんだーっと感じるようになりました。


私の昔話になるのですが…

小学生になり、ずっと席に座っていないといけないことが辛く、授業中に叫びたくなる衝動にかられることがありました。
その時はグッと我慢して耐えていました。
特に国語の授業中になっていたような気がします…
面白くなかったのかもしれません😩
今思えばADHDの特性がでていたのかもと思うのですが、小学生の頃はそんな事も知らないので、みんなこの叫びたい衝動を我慢していると思っていました。
その感覚は、大人になった今でも覚えています。

そして、何よりも苦手だったのが、
皆で作り上げていく文化祭。
皆が、筆などを持ってペンキで塗っていくが筆も人数分ないし、何をしたらいいのか分からず…でも、やっていますよー!!のフリをしないといけなくて、辛かった!!
あと人の悪口を聞くことが辛かったです。
でも女子トークはそれも友達としての大切なコミュニケーションなのですが、それを聞くこともしんどかったので、「私はそうは思わない!!」と言って話をすぐに終わらせていました。
雑談も苦手だし…
たぶんASDの特性(?!)なのかもしれません。
それでも、友達はたくさんいたし学校生活は問題なく過ごせていたので、自分が発達障害だなんて思ったこともありませんでした。

その事柄も忘れていました。
が、緘黙っ子を育てていると、
療育の先生や心理士さんなどに自分の気持ちを話す機会が増えた…そんなある日、
緘黙っ子には保育園が全てではない!他にも居場所があるんだー!世界は広いと知ってほしい!
私は大学生になって、世界は広いなーっと知れて楽になったので」
と話していて、
『あっ!私はそう思っていたんだー!』と始めて自分の気持ちを知りました。

カウンセリングってそうゆうことなのかなーっと…。自分では気づかなかったけど、話しているうちに、自分の心の底に眠っていた気持ちが、出てきて本当の自分を知ることができるのかなーっと。


今まで教室という箱の中に入れられて、
皆と同じようにしないといけない、
仲良くなりたくない人ともクラスメイトだからという理由で文化祭などの行事をこなさないといけなくて、
ずーっと愛想をふりまくフリをしないといけなくて、
しんどかった…。

でも、大学生になり自分で授業を選び、実験などはあるので、ある程度の人付き合いは必要だが、教室でずーっと同じということがないので、嫌だったら実験中だけ愛想をふりまいていれば、あとは自分と気の合う友達とずーっと一緒に居ればいい。
小・中・高校生の時は学校しか居場所がなかったので、狭い世界で頑張って生きてきた。
仲間外れにならないように…

でも、大学生になり、世界って広いなーっ!学校だけが全てではないと思えた時、心が軽くなりました。

社会人になり大学生の時と比べると自由は少なくなりました。
それでも、小・中・高校生の頃の居場所は学校だけしかない!だから、学校は絶対に行かないとだめなもの!!
という気持ちに比べると、いざとなったら辞めるか辞めないかを自分で選択できる権限がある!!
今生きている場所だけではなくて、他にも居場所はある!世界は広い!!ということを知っている!!
という事は、
私にとって、小・中・高校生に比べると社会人のほうがよっぽど生きやすくなりました。

世界は広い!!と知っているか知っていないかの差だけで生きやすさはこんなにも変わるんだと経験して思いました。

だから、緘黙っ子にも色んな経験をして色んなことを知ってほしい!!

世界は広い!!
学校が全てではない!!
そこに馴染めなくても悲観的になる必要なんてない!!
だから、笑顔で楽しく過ごしてほしい!!
そして、挑戦することを諦めないでほしい!!
そしたら、どこかにきっと居場所がみつかるから!!


【最後に…】
親の私も発達障害だったのかもしれません…
今思えば、生きにくかった…
でも、それが当たり前の感覚だったので自分が生きづらいなんて、緘黙っ子を育てるまで気づきませんでした。
だから発達障害なのかもしれませんが、特に困り事などなかったので、
私の場合は個性・性格で収まったのかもしれません。
緘黙っ子はトイレ問題など困り事があるので障害なのかもしれません。(喋れない事で本人が困っているかは分かりません…親は困っでいますが…)
なので、困り事は減らし安心できる環境にしてあげる必要はあると思います。

でも、
例え困り事がなかった、
もしくは気づいていなくても…
『経験』や『知識』をもつことは、
生きやすくなる!!
最初の一歩だと思うので、親としてこれからもたくさんの経験や知識を増やしていってあげられるようサポートしようと強く思いました😊