【場面緘黙っ子】と気付くまで

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 

赤ちゃんの時からよく泣き、人見知りが激しいため、母親しかダメで人に預ける事ができませんでした。
1歳半頃から癇癪もひどくなり、泣いたら30分以上は泣き止まず、泣きすぎて喉を痛め熱を出す…の繰り返しでした。
どこが地雷なのかも分からず、
毎日の癇癪に親も披露困ぱいでした。
でも、初めての子育てだったので、育てにくいけど子供ってこんなものなのかなー。
っと思っていました。

 

巷でよく聞く
1歳半検診・3歳児検診!!
この検診をクリアしたら発達には問題がないんだと当時の私は思っていました。
育てにくい子って思っていたのは私のキャパが狭いだけだったんだ
…と、問題がなかったことにホっとしていました。

当時の自分に言いたい!!

検診では発達障害など気づけない事も多く、
検診で見つけてもらえたらラッキーなんだよっっっ!!
早期発見・早期療育に繋げられるんだから✨

と言うわけで、
1歳半・3歳児検診では気付けなかったのです。

 

うちの子は保育園に1歳から入りました。
朝は泣いている子を先生に預けて仕事に行っていました。
初めの頃は、こんなにも泣いてる子を預けて仕事に行く必要があるのかな?!
と自問自答していましたが、
慣れというものは恐ろしく、
『朝泣いてても、お迎えの時には楽しく過しているんだし大丈夫でしょっ!』
と、思っていました。
まだまだ1歳児・2歳児クラス。
他にも朝泣いている子はいたし、ママ大好きなんだなーっと思っていました。
母子分離はなかなか出来ないが、少人数で保育園の先生の目も行き届いていたため、親からみて(本人はこの頃から苦しんでいたのかもしれないが…)問題なく保育園生活を送っていました。
小規模保育園に通わせていたので2歳児クラスまでで、
年少さんからは同じ系列の保育園に入園することになりました。
そんなある日、
【場面緘黙】という言葉を知る事になったのです。

それは、保育園からの毎月発行されている園便りに
【場面緘黙だったが改善され就職・結婚した子】についてのコラムが書かれていました。
読み終えた時、
『えっ?!うちの子と同じような症状…もしかして…』っと。

場面緘黙についてネットで夜な夜な検索しました。
検索すればする程、当てはまり過ぎて…
疑惑が確信に変わりました。


人見知りが激しく親以外には心を開かず、祖父母にもなかなか話せない。
近所の人や保育園の先生にも挨拶が出来ない。
などなど…
家の中では出来るのに、なんで他の子が普通にできる事が出来ないんだろう?!
お話が出来ないのなら諦めがつくが家の中では出来るのに、しないなんて…
育て方間違えたのかなーっと、
モヤモヤしていました。

でも、育て方の問題じゃなかったんだー!!
場面緘黙だったんだ!
と確信し、それを受け入れた時、
心がスーッと軽くなりました。

 

【最後に…】
場面緘黙症は500人に1人と言われているため、認知度も低く、場面緘黙という言葉を知るまでに時間がかかりました。


時間がかかった分、
なぜ家では出来るのに…
とずっとモヤモヤした気持ちを抱え、親子ともども苦しんでいたので、
我が子は場面緘黙症なんだ!
と受け入れるのに時間はかからず、むしろ原因が分かりホっとしました。

発達障害など早期発見・早期治療と言われますが、
なぜ早期発見が良いかと言うと、
親が子供の特性を理解することで、
親も子供も生きやすくなる😊
笑顔の時間が増えるから😊
だと思います。