【場面緘黙っ子】が大好きなプレイセラピー

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。


場面緘黙っ子が大好きな場所。
それは
プレイセラピー✨


年少の時に場面緘黙症を保育園の先生に相談した時に、市の教育相談のパンフレットをもらい、
さっそく電話をしました。

電話で子供の症状や困り事などを伝えましたが、
「もう少し、様子を見ましょう。半年後にまだ困り事が続いているようでしたら電話して下さい」
と言われました。


その時に比べると
ほんのほんの少しは困り事は軽減していましたが…
でもまだ、かなり困り続けていたので、
半年経ち再び、市の教育相談に電話をしました。

すると、1ヶ月後に親だけで面談をしてもらえました。
その面談で、今までの成育歴や困り事などを相談しました。

そして、「ここで出来ることは療育ではなく、プレイセラピーですが、どうされますか?」
と聞かれたので、
その時にプレイセラピーが何かも分からなかったのですが、他に何も当てがなく、
"わらにもすがる思い"で、お願いしました。

「プレイセラピーは一回45分で、
お子様に初めに、このお部屋は怪我をするような事以外、何をしてもいいし、何を言ってもいいからね。それを親御さんには伝えないから。と約束してから遊びます。
親御さんは何をしたかを知りたいかもしれないですが、この部屋での出来事は親御さんに聞かれても言わないですが、それはご了承下さい。」
と言われました。

そして面談から1ヶ月後、
週一回のプレイセラピーが始まりました。

初回、母子分離出来るか不安だったのですが、
事前に「おもちゃが、たくさんあってそこで先生と遊ぶだけだよ。
そこはお母さんは入れないけど、でも、その部屋にお母さんもこの前先生と入ったんだけど、楽しそうなおもちゃがたくさんあったよ。
先生もすっごく優しかったよ。
もし嫌だったら次から行かなくてもいいからね。」
と言う声掛けはしていたのもあり、

もちろん、初対面の先生だし初めての場所だしで、なかなか部屋に入る事は出来なかったのですが、部屋を一緒に覗き「ここからはお母さんは入れないよ。」
と伝えると、渋々ですが先生と一緒に部屋に入っていきました。
おもちゃの誘惑に負けたんだと思います(笑)

45分後、どんな顔で戻ってくるのかドキドキして待っていました。
結果、めちゃくちゃ素敵な笑顔でスキップしながら戻ってきました。
楽しかったのが全身から溢れ出ていました。
もちろん、『次からも行きたい❤️』
と言う事で、
毎週一回45分間、
子供にとってかけがえのない場所ができました。


約1年通っていますが、
プレイセラピーで、まだお話はできません。
無理に話させず、代わりに思っているであろう感情を先生が遊びを通して、ずっと代弁してくれているそうです。

始めの頃は、何も変わらないので通う意味があるのかなーっと思っていたのですが、
子供が不登園になった時に、
本人が喜んで行ける居場所がある事の有難みを知りました。

 

【最後に…】

うちの子の場合、
プレイセラピーではまだお話していないようですが、
プレイセラピーによって、
『心の元気』
をもらっています。

不登園などで、心が壊れてしまった時、
お家以外の居場所があった事は
子供にとっても親にとっても有り難かったです。


今、思うことは、
喋れるようにしたいっっ!という事ばかりに気が向いてしまっていたが、
大切な事は『心の健康』!!


そのためには、
子供にとって、お家以外の安心できる居場所を見つけてあげること!!

今ではプレイセラピーは子供にとっては、
無くてはならない場所になりました。

これからも、子供にとって家以外に安心できる居場所を作ってあげること!!
それが今、私が子供にしてあげられる事の1つかなーっと思い、
今も、プレイセラピーのような居場所探しを続けています😊