場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。
不登園。
それは親も子も辛い毎日でした。
年少の時は、お菓子で釣ったりしてなんとか行けていました。
どうしても行きたくない日は「今日は休んでいいから、明日は行こうね」
と言うと、必ず行けていました。
行ったら楽しそうに親からは見えていました。
そして、年中。
お部屋も担任も変わりましたが、
4月は朝のお別れもスムーズに嫌がることなく通えていました。
しかし、GW明け当たりから雲行きが怪しくなっていきました。
朝のお別れは、
この世の終わりかのように泣き、
先生に引き離されて、
やっとのことで私は仕事へ行っていました。
こんなに泣くのは1歳で預けた時以来で、
毎日、この光景を見ている私の心はポキポキっと折れていきました。
そして、とうとう行けなくなりました。
行かない!じゃなくて
行けない!!のです。
『保育園、行かないといけないって思ってて、行きたいのに、行けない。』
『皆は保育園行けてて、お母さんはお仕事行けるのに…自分はダメな子、自分はダメな子』
と言っていました。
そして、朝はもちろん
「保育園行きたくない!」と泣き叫び、
夕食時、もうすぐ一日が終わると思うのか、
そこでも「保育園行きたくない!」と泣き叫び、
寝る布団の中で
「明日が来てほしくないから寝たくない」
寝ている時も、泣き叫んで暴れていました(夜驚症!?)
子供の心はもう限界を超えて壊れてしまっていました。
ここまで来てやっと私は子供がこんなにも苦しんでいることに気がつきました。
それまでは、なんとか保育園に行かそうと頑張っていました。
『保育園は行かないとダメなもの!』と言う価値観を押し付けてしまっていました。
本人に「もう保育園行かなくてもいいよ!」と言うのですが、「行かないとダメ!」と…。
「じゃあ、違う保育園に行く?」と聞くも
「今の保育園がいい!!」と。
これ以上、子供の心を壊したくないけど、どうしたらいいのか、分かりませんでした。
親の価値観を押し付けてしまったばかりに、
『保育園は行かないとダメなもの』になってしまい、『行けない自分はダメな子だ!』と自信を失わせてしまった…
保育園を休ませても「今、保育園で何してる時間?」と聞いてきたり、
保育園の事を忘れることはなく、辛そうでした。
父・母も交代で有給を使い続け、
仕事と不登園の対応に親の精神も崩壊寸前でした。
親の心も不安定になっていき、
『こんな不安定な親と1日中いては子供だって駄目になる!
やっぱり、このまま家にいるだけじゃダメだ!
失った自信を取り戻さないと!』
と思い、
動き出しました!!
子供と自分と家族のために!!
【最後に…】
不登園になり、親も子もとても苦しみました。
親は『年中なんだから保育園や幼稚園は行って当たり前!』という勝手な価値観によって苦しみ、
子供は『行かないとダメ!でも行けない!!』で苦しみ、そして不登園になった時には既に、子供の心は壊れていました!
ずっとずっとSOSを出していたのに、
気づいていたのに、
そのSOSを軽く見ていたんだと思います。
仕事に行かないといけない!っが優先され子供の声に耳を傾けることができなかった…
今思うことは、
仕事は他の人でも出来るが、子供のケアは親しかできない!!
親の心の余裕が一番大事!!
『親の価値観なんて子供を苦しめるだけ!』
でした。
人を傷つけない!!
自分も傷つけない!!
それだけを子供に伝えていけたら充分なのかなーっと思います😊