【場面緘黙っ子】が療育に行くまで(病院受診)

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 

 


不登園になり、親も子も心が崩壊しかけていました。
『ずっと家にいたら、親も子も駄目になる!!』


でも、保育園には行けない!
じゃあ保育園以外の居場所を探そう!!


年少からプレイセラピーは通っていて、
大好きな安心できる場所。
そんな居場所を他にも見つけてあげたい!!
と思い、以前から気になっていた、
『※療育施設』
に行かせてみよう!と思いました。

障害のある子どもに対して、
それぞれに合った治療・教育を行う。


でも、どうしたら療育を、受ける事が出来るのか
何も知らなかったので、プレイセラピーで通っている市の教育相談室の心理士さんに相談しました。

そこで、得た情報は
①市が委託している障害児相談支援を行っている所があり、そこは療育施設の情報がたくさんあるので、場面緘黙っ子に合った療育先を探してくれると思う。とのことで、そこの電話番号を教えてもらいました。


うちの市では療育を受けるには、
”医師の意見書"が必要で、(※受給者証取得のため)意見書がないと①の障害児相談支援の所に行っても真剣には探してくれないかも…と言われました。

※受給者証とは
福祉サービスを利用するために自治体から交付される証明書。


そこで、まずは医師の意見書をもらいに病院を受診する事にしました。

どこの病院に行けば書いてくれるのかさえも分からなかったのですが、
市の教育相談室の心理士さんが、
病院のリストを渡してくれて
「ここの病院なら紹介状をかけますよ」
と言ってくれたのでお願いすると、
病院の紹介状と受診予約をしてもらえました。


かなり待つのかな?!っと思っていたのですが、1ヶ月後ぐらいには受診することが出来ました。
(市民病院の小児科(発達外来)で医師も何名かおり、療育の意見書を書いてくれる先生であれば良かったため、人気の先生ではなかったのかも…)


初回は30分ぐらいの問診があり、
成育歴や保育園での様子などを聞かれました。
そして、
「療育を受けたいので意見書を頂きたくて受診しました。」
と伝えました。
その時は「そうですかー」とだけ言われました。

そして、数枚の紙を渡され、
「これを書いて次回の受診の時に持ってきて下さい。」
と言われ2週間後、その用紙を持って親だけで受診しました。

その紙は自閉症など発達障害のチェックリストで
""はい・いいえ・どちらでもない""
にチェックして点数を計算するものでした。


特に何も言われなかったので、
「療育に行きたいのですが、意見書を書いていただけますか?」
と聞くと、
場面緘黙症の子に合う療育があればいいけど…。
療育って言うのは乱暴な子もいるし、色んな子がいるから…もし合わなくて余計に人間不信になったりしたら、良くないからね。
もし、いい施設が見つかったら書いてあげるから、まずは療育施設を探してみて。」
と言われ、意見書は保留になりました。

病院を受診する前から、市の教育相談の心理士さんにも
場面緘黙症では療育の意見書を書いてくれるかは、分からない。」
療育に関しても
「療育は色んな特性の子がトレーニングに来ているから、場面緘黙症の子に合う施設があるかは分からない」
と言われていました。


療育に関しては、医師も心理士さんも同じ意見なんだなーっと思ったのですが、
不登園なのでとにかく居場所を探すことに必死でした。
意見書は書いてもらえなかったが、
療育以外、何も思いつかなかったので、取りあえず探すだけ探してみよー!出来ることはやってみよー!!っと思い、探し始めました。

そんなにアクティブに動けるような人間ではないはずなのですが…
動かざるを得ないぐらい、切羽詰まっていました。


【最後に…】

場面緘黙症に詳しい医師はあまりいないと、
ネット情報などに書かれていたのですが、
今回、受診して思ったのは本当にそうかもしれない…と思いました。
アドバイスなどは何もないが、
でも、今回の目的は療育に行くために意見書が欲しかっただけなので、ガッカリはしませんでした。


場面緘黙っ子が病院に行く目的は、
場面緘黙症に詳しい医師がいたら、
それはめちゃくちゃラッキーですが、
もし詳しくなくても、
療育など特別支援を受けるために、
これからも医師の意見書が必要になってくる事があると思うので、
そのための病院を確保しておいたらいいのかなーっと思います。

でも、リエゾンの佐山先生(漫画)みたいな医師に出逢いたい😊