場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。
小規模保育園(7人)から保育園(20人)に転園した年少さん。
新しいお友達が増えて、小規模保育園から一緒だった子は緘黙っ子が、喋れない事に何も疑問をもっておらず、こんな子と受け入れてくれていたのですが、新しいお友達はそんな訳にはいかず、
「喋れないの?」
「『あ』って言ってみて」など、言われたみたいです。
でも、まだ本人も幼いので言われる事が嫌という感情もなく、
「『あ』って言ってみて。と言われたから頑張って『あ』って言えた!!」
と嬉しそうに報告してくれました。
今まで、喋れないからとお友達からあまり話しかけてもらえる事がなかったので、もしかしたら話しかけてくれた事が嬉しかったのかもしれません。
それまでは、一人で遊ぶほうがラクなのかな?!っと思っていましたが、
『やっぱりお友達と関わりたいんだなー!
お友達とお喋りして遊びたいんだなー!!
したいのに出来なくて辛かっただろうなー』
と改めて、緘黙っ子の辛さを知りました。
でも、この「『あ』って言ってみて」は本当に幼く何も考えてない時だったから嬉しかっただけで、
年中になって
「喋ってくれない!喋って欲しいよー」
と言われた時は、
「嫌だった!!」と言っていました。
また、保育園への行き渋りがあったのですが、
クリスマスの時に発売されるアドベントカレンダーを何個も用意していて、
カレンダーをめくってチョコを食べながら『今日頑張ったこと』を聞いて、カレンダーに書いていました。
その日によって頑張った事は違うのですが、
『給食早く食べた』
『いただきますって皆と言えた』
『頑張って保育園に行けた』
『朝、母とタッチでバイバイと泣かずに出来た』
年少の最後の方は
『先生にさようならって母と言えた』
などなど…
場面緘黙症は早く対応したらいい!
と言われるのは、
幼いからこそ素直でご褒美で頑張れるから!!
かなーっと思います。
でも、うちの場合、
声を出せるようにはなったのですが、
それは無理矢理感が強く、
お友達と遊んで声が出る!
楽しいから、声が出る!
ではなかったため、
頑張りすぎてしまい年中で心が折れて、
不登園になり
振り出しに戻ってしまいました🥺
【最後に…】
年少の時は、周りも本人もあまり深くは考えていないので、親も介入しやすかったと思います。
今思えば、その時に先生に協力してもらいながら、親がお友達の輪に入って、安心できる環境を作ってあげて、お友達と喋ることの楽しさをたくさん経験させてあげれば良かったなーっとは思います。
でも、私の場合は場面緘黙に気付いたのが年少の時で、そこから場面緘黙についての情報を集め、
失敗・成功の経験を繰り返し、どう対応したらいいのかを今も試行錯誤しながら取り組んでいます。
たくさんの情報を集めて知識が少しだけ増えた今だから、
あの時に、こうしておけば良かったなーっと思うこともありますが…
でも、その当時は
その時の自分が出来る事を精一杯悩みながらしていた!!と自分を認めて、
反省点を活かしつつ、
今は前に進むだけだと思っています😊
でももし今、年少さんで場面緘黙に早く気づけている親御さんがいるなら伝えたい!!
遠慮せずに保育園・幼稚園の先生と協力しながら、お友達とお話しする楽しさを親が一緒になって経験させてあげられたら、年少児はそれだけで喋る事ができる素直さを持っていると思います😊
やっぱり早く気づいて早いうちから対応するのはメリットしかないと思います😊