【場面緘黙っ子】の母子分離不安

場面緘黙っ子に親・人として日々学ばせてもらっています。
※場面緘黙とは、家などでは普通に話すのに特定の場面(保育園・学校など)では話すことができない状態。

 

場面緘黙っ子は不安や緊張を感じやすく、母子分離が難しく、新しい事を始める時にはいつも泣き叫んで大変です。


療育スタートの初日、
行く前に、
『楽しくなかったらいつでも辞めてもいい事』を伝えました。
が、やっぱり母子分離は難しく、離れる時は泣き叫んでいました。
でも、施設見学の時にたくさんのおもちゃで遊び、先生にも会っているので、なんとか離れる事ができ、先生の膝の上にずっといたものの、トランポリンをしたり、お迎え要請もなく過ごせました。

療育から帰ってきたら、おやつを一緒に買いに行けるというご褒美もあり、次からも療育へ行くことが出来ました。(まだ幼いのでご褒美作戦が効くのだと思います。)


半年経った今も、なかなか離れる事が出来ず、
引き離される感じの時も多々あるのですが、
帰って来る時はニコニコと楽しかったーっと帰ってきます。

もう慣れているはずなのに、
このイヤイヤ儀式をしないとダメみたいです。

たまに、祖父母が送ってくれるのですが、
「おじいちゃん・おばあちゃんは年をとって足腰も弱くなってきて、もし暴れたりしてコケたら大怪我してしまうからね」
と初めて祖父母が送ってくれる時に言っていたので、
それもあり、
祖父母の時は、すんなり離れる事ができているみたいです。
頑張っているんだとは思います。

 

場面緘黙っ子は不安を強く感じやすいので、
母子分離は、どこに行っても課題です。

対応策は特になく、
『安心できる環境』を与える事だけだと思います。

言うのは簡単ですが、『安心できる環境』を、与える事はとても難しい!!
療育先・保育園などと話し合いを重ね、協力してもらわないと、親だけでは無理だと思います。

プレイセラピーは1対1で、心理士さんもプロなので、2回目からは母子分離できました。

しかし療育先や保育園は先生だけではなく、お友達がいるので、お友達の言動で嫌だと感じたりする事もあり、不安が強くなり母子分離が難しいのだと思います。

でも、やっぱり療育先や保育園の先生に
場面緘黙っ子が何をされて、どう感じているのかを伝えることは、大切なのかなーっと思います。

要求をし過ぎると、それぞれの方針があり角が立つ事もあると思うので、
困り事・本人の気持ちなどを伝え、
それに加え、日々の感謝も伝えていければ、
療育施設の先生達と良好な関係が築けるんじゃないかと思います。

そうすることで、子供にとって『安心できる環境』
を一緒に作ってくれる支援者が出来ると思います😊


【最後に…】
場面緘黙っ子にとって母子分離は課題の1つ。
『安心できる環境』を与える事が大切ですが、
それはなかなか難しい!!

家で安心出来る環境は与えられるが、
療育施設や保育園では親だけでは限界がある。
やっぱり、先生達の協力がないと難しい!!

協力してもらうためには、
先生達と良好な関係を親が築けるかが大切だと思います。

先生だって嫌なことばかり言われたら嫌になると思います。
日々の感謝を都度伝える事はとても大切だと思います。
言葉にして言わないと伝わらない…
感謝の気持ちはいくらだって伝えてもいいと思います。

それが、子供にしてあげられる親が出来る事かなーっと思っています。


今、感じている事は
『安心できる環境』が増えれば増えるほど、
挑戦する機会も増え、
自信を取り戻し、また挑戦してみよう!!と
できる事が増えていっています。

場面緘黙っ子は不安を感じやすいが、
『安心できる環境』で自信をつけ色んな経験をすることで不安を軽減できる!!
そのためのステップにはまず、
『安心できる環境』が必要だと実感しています。